Etiquette

パリのレストラン文化は、日本のそれとよく似ているようで、実は細かい部分がかなり違います。知らずに予約すると「せっかくの旅行なのに気まずい思いをした」ということになりかねません。ここでは、実際によくある戸惑いのポイントを6つにまとめました。
1. 予約は電話が基本、アプリだけでは足りないことも
日本では飲食店の予約というとネット予約が主流ですが、パリでは特に個人経営の老舗ビストロほど「電話でのみ予約可」というお店が今でも多くあります。TheForkやZenchefといった予約アプリに対応している店もありますが、人気店・小規模店ほどアプリに載っていないことが珍しくありません。
フランス語での電話は少しハードルが高いと感じる方も多いはず。無理に対応しようとせず、代行してもらうという選択肢も検討する価値があります。
2. ディナーの時間帯が日本よりかなり遅い
日本の感覚で「19時に予約すれば早めで安心」と思っていると、実はパリではまだお店が空き始めたばかりの時間帯だったりします。人気レストランでは20時〜21時台が最も混み合う時間帯で、19時台の予約は逆に取りやすいことが多いです。逆に、22時近くにディナーを始める人も珍しくありません。
3. キャンセル・遅刻は必ず連絡を
これは日本の「無断キャンセルは失礼」という感覚以上に、パリでは厳格に扱われます。特にある程度格式のあるレストランでは、予約時にクレジットカード情報を求められ、無断キャンセルや大幅な遅刻に対してキャンセル料が発生することも珍しくありません。
フランス語で電話をかけ直すのが不安で「連絡しないまま行かない」を選んでしまう方もいますが、これは避けたほうがよいでしょう。たとえ英語やたどたどしいフランス語であっても、一本電話を入れるだけで印象は大きく変わります。
4. 人数の急な変更は苦手なお店が多い
小規模なビストロほど、テーブル数にも限りがあります。予約時に伝えた人数から急に増える場合(特に大人数になる場合)、当日の変更は断られることがあります。人数が確定していない場合は、多めに伝えておくか、確定次第早めに連絡するのが無難です。
5. 食事はゆっくり、会計を急がない
フランスの夕食は、前菜・メイン・デザートとコースがゆったり進み、2時間以上かけるのが普通です。お店側も「早く回転させたい」という発想があまりなく、会計を早く済ませようと店員を頻繁に呼ぶのは、慌ただしい印象を与えることがあります。ゆったり構えるのがパリ流です。
6. 会計は基本「ひとつにまとめて」
日本のように会計時に細かく割り勘するのは、フランスでは一般的ではありません。多くの店では「一つの会計」を前提にしており、複雑な割り勘を店員に頼むのは歓迎されないこともあります。友人同士で割り勘したい場合は、会計後に現金でやり取りするほうがスムーズです。ちなみに、フランスでは基本的にサービス料が会計に含まれているため(service compris)、追加のチップは義務ではありません。
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